式正織部流「茶の湯」の世界

式正織部流は古田織部が創始した武家茶を伝えている流派で、千葉県の無形文化財に指定されています。「侘茶」とは一味違う当流の「茶の湯」を、武家茶が生まれた歴史的背景を中心軸に据えて取り上げます。式正織部流では「清潔第一」を旨とし、茶碗は必ず茶碗台に載せ、一人一碗をもってお客様を遇し、礼を尽くします。回し飲みは絶対にしません。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

204 茶花総覧(9) 秋(な行~は行))

令和6年1月1日、能登半島にマグニチュード7.6の大地震が襲いました。 能登は、今は亡き義母の故郷です。今からおよそ40年前、義母と共に私達家族が能登を訪れた事がありました。親戚廻りのご挨拶に或る家を訪ねた時の事、玄関の下駄箱の上に「ねこじゃらし」…

203 茶花総覧(8) 秋(さ行~た行)

前号ブログ№202の不具合は容量オーバーと当方のミスにより発生いたしました。そこで、ブログ№202の全内容を、№202と№203に分割します。№202は7月8日に既にup済ですので、その後半を№203としてここにupします。 さ サガギク(嵯峨菊) キク科 キク属 ※参照 当ブ…

202 茶花総覧(7) 秋(あ行~か行)

この茶花総覧は、花の開花を基に四季に分けております。が、自然界の事ですので、竹を割ったように季節が分かれる訳でもありません。春に咲き始め、立夏を過ぎて梅雨の終わり頃に枯れるものや、又、北と南では、同じ花でも咲く時期が大きく異なって参ります…