式正織部流「茶の湯」の世界

式正織部流は古田織部が創始した武家茶を伝えている流派で、千葉県の無形文化財に指定されています。「侘茶」とは一味違う当流の「茶の湯」を、武家茶が生まれた歴史的背景を中心軸に据えて取り上げます。式正織部流では「清潔第一」を旨とし、茶碗は必ず茶碗台に載せ、一人一碗をもってお客様を遇し、礼を尽くします。回し飲みは絶対にしません。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

196 茶花総覧(1) 晩冬~早春

いま、都会に空き地が少なくなりました。なかなか山野草なるものを手に入れるのは難しくなりました。ベランダでのプランター栽培にしても場所が限られ、幾種類に分けて季節ごとに栽培するのには限界があります。茶花(ちゃばな)を専門とする花屋でさえ、田舎…

195 茶席のイロハ

明けましておめでとうございます。 いつもご愛読下さいましてありがとうございます。 これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。 昨年の最終稿は「古田織部百ヶ条」でした。その余韻を引いて、婆なりの茶席のイロハを綴り、年の初めの書初めにしたいと思い…