式正織部流「茶の湯」の世界

式正織部流は古田織部が創始した武家茶を伝えている流派で、千葉県の無形文化財に指定されています。「侘茶」とは一味違う当流の「茶の湯」を、武家茶が生まれた歴史的背景を中心軸に据えて取り上げます。式正織部流では「清潔第一」を旨とし、茶碗は必ず茶碗台に載せ、一人一碗をもってお客様を遇し、礼を尽くします。回し飲みは絶対にしません。

198 茶花総覧(3) 春(た行~わ行)

春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ 野をなつかしみ一夜寝にける  山部赤人

古人の若菜摘みの様子が目に浮かぶようです。そんな風に心のままに野に遊んでみたいものだと憧れていると、夫が「すみれ」はすみれさんかもしれないよ、と・・・うむー。オトナの解釈! 

脇道はさて置き、前号に引き続き茶花を書き連ねていきます。記載の約束事は今まで通りです。

 

タイツリソウ(鯛釣草) → ケマンソウ参照  

※ ブログ№197茶花総覧(2)春(あ行~さ行) ケマンソウで既出。

 

タニグワ(谷桑) → フサザクラ(総桜)参照

 

タンチョウソウ(丹頂草)(岩八手) ユキノシタ科 タンチョウソウ属(ムクデニア属)  

花3月-4月。 白。蕾(つぼみ)の時は赤く、咲くと白くなる。 また、雄蕊(おしべ)が赤い。花の直径は1㎝ほどで、花茎は先で枝分かれし、その枝分かれした茎に行儀よく一列に密に花を咲かせる。花弁は5~6枚、花よりも大きく目立つ白い咢が5~6枚ある。葉はヤツデの葉に似ていて深い切れ込みがある。落葉宿根多年草。 草丈10-20㎝。山野草の盆栽として人気がある。 渓谷の岩場などを好む。原産地・中国・朝鮮。  花言葉・勇気・希望。

 

タンポポ(蒲公英)  キク科 タンポポ属 

花3月-5月。 黄色・白。広く世界に分布している。日本には、日本タンポポと西洋タンポポがある。西洋タンポポは明治になって入って来た外来種である。土地が痩せて環境が悪い場所にも強い西洋タンポポは、アスファルトの割れ目などでも生育でき、その為、都会で目にするタンポポのその殆どが外来種である。環境の悪化を嫌う日本タンポポは生育地を田舎に移している。

日本タンポポと西洋タンポポの見分け方は、花の基部全体を包んでいる咢(がく)のようなもの(総苞(そうほう))の先が、真っ直ぐなものが日本タンポポで、反り返っているものが西洋タンポポである。なお、交雑種もあるので注意。 食用可。薬草・漢方薬(イヌリン・ラエブリン・マンナン・タラキシアチン・タラキシアセリン・イノシット・ビタミンB1,B2,A,C,など。健胃剤・解熱剤・利尿・胆汁分泌促進剤)。  花言葉・愛の神託・幸せ・神託・真心の愛。

 

チゴユリ(稚児百合)  イヌサフラン科 チゴユリ

花4月-6月。白。花弁1枚は長三角形。花弁6枚。全体の花の大きさ1㎝。全体の形は六稜の痩せた星形で椀形。茎の先に1~2輪、下向きに咲く。草丈10-30㎝。落葉広葉樹林のやや湿った場所に育つ。地下茎で繁殖する。全有毒(嘔吐・めまい・下痢)。佐賀県と鹿児島県で絶滅危惧種長崎県危急種。 季語・晩春。花言葉・恥ずかしがり屋・純潔。

 

チューリップ(鬱金草)  ユリ科 チューリップ属  

花3月-5月。 白・赤・ピンク・オレンジ・黄色・緑・紫・黒・複色。 球根・多年草。草丈10-70㎝。原産地・トルコ・中央アジア全有毒(ツリピン・ツリバリン・チューリッピン・接触性皮膚炎(チューリップフィンガー)・発汗・嘔吐・呼吸困難・血圧降下)。ペット有毒(ツリピン・ツリバリン・犬の場合は嘔吐・下痢・心臓麻痺。猫の場合は、瞳孔の拡大・目眩・下痢・嘔吐・血便・呼吸困難・粘膜の乾燥。 / 腎不全・心不全重篤の場合は致死(球根は糖度が高く甘いので、ペットが食べてしまう事故が頻発する。(特に猫)))。 薬草(化粧品の原料・コラーゲン産生増強)。無毒で食用可の品種もあ.る(農薬注意))。オランダでは無毒のチューリップの花弁をサラダや炒め物にする。 花言葉・思いやり・博愛。色別花言葉・赤は真実の愛・愛の告白・家族への感謝。ピンクは労い・愛の芽生え・誠実な愛。オレンジは照れ屋・紫は気高さ・白は待ちわびて。

 

ツツジのグループ  ツツジ科 ツツジ

ツツジを纏めて記します。

ツツジは人間に対してもペットに対しても有毒です。

主な有毒成分症状はグラヤノトキシン類(アセポトキシン・ロードトキシン・アンドロメドトキシン)で、嘔吐・痙攣・下痢・酔っぱらったようになる酩酊状態の症状が出ます。グラヤノトキシンは体内のナトリウムイオンとカルシウムイオンの割合を狂わせ、筋肉の収縮を強め、神経を麻痺させる作用を持っています。重篤の場合、呼吸不全や心臓麻痺を引き起こし死に至る事も有ります。

ツツジの種類に依って弱毒から強毒までのグラデーションが有り、摂取量の違いや人間側の個体差や、家畜・ペットなどのそれぞれの個体差で症状の現れ方が違ってきます。

ギリシャ・ローマ時代にツツジ毒が戦争に使われたと言う記録を、ソクラテスの弟子で軍人かつ哲学者のクセノフォンが書いています。ローマ軍に襲われた或る村が、戦略的撤退で村を空にし、その代り、蜂蜜の壺を各所に置いたそうです。難無く村を占領したローマ軍は喜んでその蜂蜜のご馳走にありつき、全員ヨレヨレになり戦力を失ったそうです。その蜂蜜はツツジの蜜を採取したものだったと言われています。今でも、蜂蜜による事故は発生しています。こういう毒を持っているのがツツジ科の共通項です。

 

ツツジとサツキの違いは次の様になります。

ツツジ  開花4—5月。 花と葉は大きめ。雄蕊は5本以上多数。葉は柔らかく毛があり、長楕円形で4-5㎝。越年した葉はそのままだが、新芽は花が散ってから出る。

サツキ  開花5-6月。花も葉も小振りで、葉の長さは2-2,5㎝。雄蕊の数は5本。葉は小さく堅めで艶がある。花が咲くより前に新芽が先に出て来る。「サツキ」の名前は旧暦の5月に咲くに由来する。旧暦の五月(さつき)は旧暦正月から5番目の月の事を指し、その月は必ず夏至を含んでいる。つまり、太陽暦で言うと5月下旬から7月上旬に当たる。サツキの花は、ツツジよりワンテンポ遅れて咲き始める。

 

ツツジ アカヤシオ  ツツジ科  ツツジ

花4月-5月。淡いピンク。花の直径5―6㎝。花は合弁花でロート状、先が五裂する。落葉広葉樹低木。 深山の岩場や尾根に生育。東北南部・紀伊半島までの太平洋側に分布。全有毒。ペット有毒。 花言葉・愛の絆・柔らかな視線。

※ 合弁花とは、花弁が1枚1枚別々では無く、全部合わさって1枚で雄しべ雌しべを囲っているもの。例:アサガオ、キキョウ。

 

ツツジ アザレア(西洋ツツジ)   ツツジ科  ツツジ

花4月—6月。 赤・白・ピンク・褐色。一重咲・八重咲。常緑低木。全有毒(グラヤノトキシン・ロードヤポニン・嘔吐・痙攣・昏睡)。ペット有毒。花言葉・慈しみ・節制。

 

ツツジ キリシマツツジ(霧島躑躅)  ツツジ科 ツツジ

花4月-5月。 赤・朱赤・ピンク・赤紫・白・複色。枝先に2-3輪ずつ花が咲く。花は合弁花でロート状、先が五裂する。常緑低木。九州の霧島山に自生。薩摩藩が江戸に持って来て爆発的に栽培が盛んになった。園芸品種は200種に及ぶ。全有毒。 ペット有毒。 花言葉・燃え上がる恋・節度・慎み。  

 

ツツジ サツキ(映山紅(えいざんこう))  ツツジ科 ツツジ

花5月-7月。白・赤・ピンク・紫・みどり・複色。常緑広葉樹低木。原産地・日本。関東地方・富山県以西九州屋久島まで分布。谷川の岩などに自生する。増水や洪水に備えて背丈は低く横に這う性質がある。園芸品種が盛んに作出され、盆栽や庭木、公園などでよくお目にかかる。サツキの人気は高く大いに栽培されているが、渓流などに咲く原種のサツキは治水工事や開発などでその数を減らしつつある。 全有毒。ペット有毒。花言葉・節約・幸福・節制・貞淑・協力を得られる。

 

ツツジ⑤ シャクナゲ(石楠花)  ツツジ科 ツツジ属  

花4—5月。 ピンク・白・赤・紫・オレンジ・黄・茶。花はロート状で5‐7裂している。幾つもの花が手毬(てまり)のように枝先にまとまって咲く。 常緑広葉樹。ヒマラヤの様な高山帯から熱帯の高山まで広く分布している。寒冷地を好む。高山植物。原種・自然変異種・園芸種など含めてその数は数百種類はあると言う。 葉を石楠花茶にして飲用する愛好家も居るが、大変危険である。全有毒(グラヤノトキシン類・嘔吐・下痢・血圧低下・目眩・痙攣)。血圧を下げる効果があると知って石楠花茶を飲み、急激な血圧降下でショック症状を呈して入院、また、外国から持ち帰った蜂蜜による中毒で視覚障害や呼吸困難になったケースなどがある。 ペット有毒。 花言葉・危険・警戒・威厳・荘厳。

(前項ブログ№197でもシャクナゲの条で記載済。中国の薬用茶「石南花茶」の石南花と石楠花と混同するケースが有るので敢えて再登場。「南」と「楠」の一字違いに注目。)

 

ツツジ ドウダンツツジ ツツジ科 ドウダンツツジ

花4月-5月。 白。花は小さな壺形。枝先に葉が輪生状に付き、その真ん中から2-5本の花柄(かへい)を伸ばしてその先に花をつける。花柄は1㎝くらいの長さ。花は下垂する。落葉低木。小枝が盛んに出て、刈込に強い。公園の植え込みや生け垣などに良く使われる。原産国・日本。 全有毒。 ペット有毒(アンドロメドトキシン・嘔吐・下痢・酩酊・呼吸停止・重篤の場合致死)。 花言葉・上品・節制・私の想いを受けて。

 

ツツジ⑦ フジツツジ(藤躑躅)  ツツジ科 ツツジ

花3月-4月。 淡紅紫色(藤色)。花は合弁花でロート状、先が五裂する。花の直径は3㎝。半常緑低木。紀伊半島東部・四国・九州東部に分布。全有毒。ペット有毒  花言葉・節度・自制心・恋の喜び。

 

ツツジ ミツバツツジ(三葉躑躅)(雌躑躅)  ツツジ科  ツツジ

花4月-5月 淡紅紫。 花の直径は3-5㎝。花は合弁花でロート状、先が五裂する。雄蕊は5本。落葉広葉樹低木。樹高1-3m。葉は3枚一組になって枝につく。葉より花の方が先に咲く。関東・東海・近畿の太平洋側の丘陵地帯に生育。果実・7月-10月(熟すと中から種がはじける)。紅葉する。全有毒(グラヤノトキシン・唾液過多・嘔吐・下痢・腹部膨満・疝痛(せんつう)・昏睡・心不全重篤の場合は致死)。ペット有毒。花言葉・節制・節度。 

 

ツツジ ミヤマキリシマ  ツツジ科 ツツジ

花5月下旬。紅紫・朱紅・桃色・淡紅色・白。花は合弁花でロート状、先が五裂する。 九州の高山(霧島山・えびの高原・阿蘇山九重山雲仙岳鶴見岳)。 全有毒。 ペット有毒。 花言葉・情熱・自制・節制。

 

ツツジ ヤマツツジ  ツツジ科 ツツジ

花4月-6月。赤・朱赤・紅紫。花は合弁花でロート状、先が五裂する。枝先に2-3個の花をつける。半落葉広葉低木。春葉と秋葉があり、春葉が落葉し、秋葉は春葉より小さくて越冬する。樹高1-4m。果実・8月-10月(熟すと裂けて中から種がはじける)。低山の疎林内や日当たりの良い尾根筋などに生育。北海道南部・本州・四国・九州に分布。野生ツツジの代表種。 全有毒。ペット有毒。 花言葉・燃える思い。

 

ツツジ レンゲツツジ  ツツジ科 ツツジ

花4月—6月。 朱橙色。花は新芽が出て来ると同時に咲く。花は合弁花でロート状、先が五裂する。前年の枝先に2-8個の花をつける。果実10月-11月(熟すと中から種がはじける)。落葉広葉樹低木。紅葉する。北海道南部・本州・四国・九州に分布。 全有毒(ツツジの中でも最強)(葉にはアンドロメドトキシン・花にロドヤポニン・グラヤノトキシン・根にはスパラソール・嘔吐・痙攣・下痢・呼吸停止・重篤の場合は致死)。 ペット有毒。 花言葉・情熱。

 

ツバキのグルーブ  ツバキ科 ツバキ属

椿(つばき)は茶室に良く飾られている花です。特に花の少ない冬では、重宝しております。中でも、小振りで、控えめで、可憐な風情を湛(たた)えた侘助(わびすけ)という品種が人気です。その為か、侘助とついた名前の椿が幾つも有ります。

どのワビスケもその花の佇まいに一つの傾向が有ります。花弁は小輪で一重、そして窄(すぼ)まり加減です。侘助と名前の付いた椿は、一子(いちこ)侘助・胡蝶侘助・白侘助・数寄屋侘助・有楽(うらく)侘助(=太郎冠者(たろうかじゃ))(以上5種はブログ№196で既出)と、黒侘助(=永楽)などが有ります。いずれも、太郎冠者(有楽侘助)を生みの親としています。有楽の名前は織田有楽斎長益(信長弟)が太郎冠者椿を好んで使った椿だから、と言われております。植物的性質は、雄蕊の頭が退化して葯(やく)(←花粉を作る所)が無い事、平開しない(花弁が平らになるほど開き切らない)で、筒咲きか猪口咲であること、一重で小振りな事などが有ります。当条では黒侘助を載せております。

 

晩冬から早春までのツバキをブログ№196 でupしましたが、ここでは早春以後から晩春迄のツバキを載せます。ツバキの開花期は、エイラク(永楽)のように種によっては長いので(永楽は12月~4月)、厳密に季節を分けて記載する事が出来ません。それを念頭に置きながら、ここでは、前々号№196で漏れてしまったものも拾い上げたいと思います。

 

ツバキ① アカシガタツバキ(明石潟椿)  ツバキ科 ツバキ属

花3月-4月。 紅桃色。 八重咲・平開咲・筒型の蕊(しべ)・極大輪・花の大きさは径15㎝にも及ぶ。結実はしない。江戸時代の園芸品種。

 

ツバキ② イチラクツバキ(一楽椿)   ツバキ科 ツバキ属

花3月-4月。白。一重咲・小輪・筒咲。ユキツバキとヤブツバキの交雑で出来たツバキ。

 

ツバキ③ イワネシボリ(岩根絞) ツバキ科 ツバキ属

花3月-5月。濃い紅と白の絞り咲き。八重咲・大輪(8~10cm)。江戸時代の園芸品種。               

 

ツバキ④ エイラク(永楽)  ツバキ科 ツバキ屬

花12月-4月。黒みを帯びた濃紅色。一重筒咲。中輪。1957年大坂片山樹楽園発表。

 

ツバキ⑤ エゾニシキツバキ 

花3月-4月。薄い桃色地に紅色の細かい絞り・中輪。

 

ツバキ⑥ オトメツバキ(乙女椿) ツバキ科 ツバキ属

花3月-5月。ピンク。八重咲。花弁は相似形のまま数学的規律を以って開いて行く。花は中輪。花はなかなか落下せず、仕舞いに茶色に変色してしまう。花言葉・控えめな美・控えめな愛。

 

ツバキ⑦  カモホンアミ(加茂本阿弥) ツバキ科 ツバキ屬

花2月-4月。白。一重咲。花はお椀の様な形。蕾は珠状。蕾が膨らむと、雌蕊が一本中から顔を出してくる。

 

ツバキ⑧ クロツバキ(黒椿) ツバキ科 ツバキ屬

花4月-5月。黒みを帯びた濃紅色。八重咲・花弁の数は少ない。花弁に光沢がある。小~中輪。江戸の園芸品種。 花言葉・気取らない優雅さ。

 

ツバキ  クロワビスケ → エイラク(永楽)を参照

 

ツバキ⑨ ゴシキヤエチリ(五色八重散椿)

花4月-5月。薄いピンクに紅の縦絞り・絞りは少ない。白・紅・桃・白覆輪など色々ある。花弁は一枚ずつばらけて落ちる。

 

ツバキ⑩    ソデカクシ(袖隠) ツバキ科 ツバキ屬

花4月-5月。白。極大輪八重大筒咲~抱え咲き。常緑低木。

 

ツバキ  チリツバキ  ゴシキヤエチリを参照。

 

ツバキ⑪ ナツツバキ(夏椿)(サラノキ)(沙羅) ツバキ科 ナツツバキ属

花6月-7月。白orほんのりピンク。一重咲。落葉広葉樹高木(~15m)。夏椿は沙羅の樹ではない。日本では育たない沙羅の樹を、その代用として夏椿を持って来て植え、沙羅と呼んでいるのである。お釈迦様を慕う心がそうさせているのかも知れない。

インドに生育する本当の沙羅の花は円錐花序の複合型で、花全体の骨格は垣根に良く使われているネズミモチの花に似ている。一つ一つの花は小さく、樹冠を一面に覆うほど沢山咲く。芳香を放ち、樹高は30‐50mにも達する。双樹は二本の樹を意味し、植物の名前では無い。沙羅は低温に弱く、温帯では育たない。

 

ツバキ⑫ ヒカルゲンジ(光源氏)ツバキ

花3月-4月。ピンク地に紅絞り白の覆輪。 八重咲大輪(7-11cm)。華やか。

 

ツバキ⑬ ヒゴモミジガリ(肥後紅葉狩り)  ツバキ科  ツバキ属

花3月-4月。紅。一重咲き・大輪、 花弁7枚。 蕊は筒状にならず、放射状に広がる。

 

ツバキ⑭  モロヒト(師人)(モロビト)  ツバキ科 ツバキ属

花3月-4月。 白。一重咲・筒咲き。花弁は5枚・小輪。樹高低木。藪椿の変種。

 

ツバキ⑮  ユリツバキ(百合椿)  ツバキ科 ツバキ属

花4月。濃紅色。一重咲・ラッパ咲き。蕊(しべ)は筒状だが花糸がやや乱れる。葉の形はユリの葉に似て細くて長い。厚みがしっかりと有り、クチクラ(照り)が発達している。枝垂れる性質。葉は常緑高木。

 

ツルニチニチソウ  キョウチクトウ科  ツルニチソウ属(ビンカ属)

花3月-6月。 青紫色・白。 合弁花・深く5裂していて、一見花弁が5枚に見える。花径は4-5cm。  地を這い、蔓を伸ばして節ごとに根を出して伸びて行く。宿根多年草。原産地・南ヨーロッパ北アフリカ・北アメリカ・オーストラリア。全有毒(ビンクリスチン・ドキソルビシン・ヴィンカミン・レセルピン・神経障害・腎障害・肝障害・血圧低下・重篤の場合は致死)。ペット有毒(嘔吐・下痢・低血圧・うつ病・ふるえ・発作・昏睡・重篤の場合は致死)。 薬(抗癌剤・止血)。生態系被害防止重点対策外来種 花言葉・優しい・思い出。

  

ドクウツギ(イチロベエゴロシ)(毒空木)  ドクウツギ科 ドクウツギ属 

花4月—6月。赤茶(花弁に見えるのは鱗片)・本物の花弁の大きさは1㎜で見え難い。受粉が終わると5枚の花弁が子房を包むように成長して赤くなり、完全に子房を覆ってしまう。一見ナンテンの実の様に見える。葉は対生。細く長い枝に15~18対ほどの葉が行儀よく並んで出ている有様は、ゲジゲジの足の様である。落葉広葉樹低木。樹高1-2m。雌雄同株。果実は初め赤く、後に黒紫色に熟す。甘味有り。果実の中に在る種子は特に猛毒。山野や河原の日当たりに生育。日本三大有毒植物の一つ。(日本三大有毒植物はトリカブト・ドクゼリ・ドクウツギの三つ)。全猛毒・特に果実(神経毒・コリアミルチン・ツチン・コリアリン・嘔吐・痙攣・呼吸麻痺・致死)。 ペット有毒。 花言葉・謙虚・野生・元気。

 

トケイソウ(時計草)  トケイソウ科  トケイソウ

花4月-5月。白・黄・赤・青・紫など色々。花弁5枚・咢片5枚。花弁と咢片が同形同色なので、一見10枚の花弁が有るように見える。花被片10枚が円盤状に広がる。トケイソウには花びらの内側に副花冠というもう一つの花がある。副花冠と言うのは、譬えれば水仙の花弁の内側にあるカップ状のもので、トケイソウにもそれがある。但し、トケイソウの副花冠はカップ状では無く、無数に裂けて糸状になっており、まるで花糸が花の円盤を放射状に覆っているように見える。それが時計の文字盤に見立てられ、日本ではトケイソウと名付けられた。雌蕊の花柱が3裂・これが長針・短針・秒針に見立てられた。雄蕊は5本。副花冠には蛇の目の様な模様が有る。ヨーロッパでは、これをキリストが十字架に架かって釘を打たれ、後光がさしている時の様子に見立てており、パッション(受難)の花と解釈している。トケイソウの実はパッションフルーツだが、情熱(パッション)の意味ではない。有毒(シアン化物・アルカロイド・呼吸困難・動悸・頭痛・目眩・吐気・嘔吐・昏睡・無呼吸・全身痙攣・肺水腫・重篤の場合は致死。但し、クダモノトケイソウの実や葉や茎には毒性がない)。花言葉・信心・信仰・聖なる愛。

 

トサミズキ(土佐水木) マンサク科 トサミズキ属

花3月-4月 淡黄色 落葉低木 葉が芽吹くより先に花が咲く。一つの花柄(かへい)に7~8個の花を着けて下垂する。穂状花序(すいじょうかじょ)。ヒュウガミズキより穂が長い。自生地は土佐。季語は仲春。花言葉・清楚・優雅。

※ 花柄とは、枝や茎と花を結ぶ連絡通路の様な茎。サクランボの実から出ている短い茎と同じもの。他にもサクラやアサガオなど、ごく普通に見られる。

※ 穂状花序とは、グラジオラスやミズヒキやネジバナのように、花が花柄を持たずに直に茎にくっ付いて、先端まで咲くタイプの花を言う。

 

トルコキキョウ  リンドウ科 トルコキキョウ属

花3月-6月。 紫・青・ピンク・白・黄・緑・複色・茶。一重咲き・八重咲。 一年草。草丈20-120㎝。原産地・北アメリカ南部から中南米。 リンドウ科の植物にはラクトンという「マタタビ」の成分が含まれているので猫が好み、なめたり齧(かじ)ったりする。 ペット有毒(ラクトン・意識朦朧・酩酊・嘔吐・流涎)。花言葉・清々しい美しさ・深い思いやり。

 

ナズナ(ぺんぺん草)  アブラナ科  ナズナ

花3月-7月。 白。花弁4枚。一つの花の大きさ3㎜くらい。総状花序。葉はロゼットを形成。その真ん中から花の茎が出て、次から次へと花茎の先端に花を咲かせながら、成長していく。実は三角形になり種はその中にある。草丈10-50cm。葉は野菜として栄養豊富。春の七草の一つ。生育場所を選ばず日当たりの良い所なら何処でも生える。荒れ地にも生えるので、何もかも失い荒廃した家を「ぺんぺん草が生える」「ぺんぺん草さえ生えない」と表現する事がある。原産地・ヨーロッパ。分布は北半球全域。  生薬(漢方名・薺菜(せいさい)・薺菜花(せいさいか))(コリン・アセチルコリン・フマール酸・利尿・便秘・解熱・目薬・止血・緩下・動脈硬化予防・子宮や腸の出血・月経困難緩和)。 食品(100グラム中の栄養はほうれん草と比肩かそれを上回る。エネルギー・炭水化物・カルシウム・リン・鉄・銅・カロテン・ビタミンB1・B2・B6・Cでほうれん草を上回り、亜鉛葉酸ではほぼ同等である)。芭蕉の句に「よく見みればなずな花咲く垣根かな」の句がある。 花言葉・あなたに私の全てを捧げる。

※ 総状花序とは、花軸から花柄を出して花をつけ、順次上へ咲いて行くタイプの花の事を言う。例:フジ・ヒヤシンス・ジギタリスなど。

※ ロゼットとは、根元から何枚もの葉が地面に寝る様に、放射状に横に広がって出ている状態を言う。

 

ナルトサワギク(鳴門沢菊)(コウベギク)() キク科 キオン属

花一年中。 黄色。花は一重のタンポポという感じ。草丈30-70㎝。帰化植物特定外来生物指定アレロパシー作用を持っている。アレロパシーというのは、自分が繁殖する為に化学物質を出してその土地を自分好みの土壌に仕上げてしまい、他の植物の進出を妨げる作用を持つことを言う。その代表例がセイタカアワダチソウや松など(松林の下では、雑草雑木が繁茂するような藪が出来ない)。在来植物を駆逐する恐れがある。栽培は止めた方が良い。全有毒(セネシオン・ピロリジジン(アルカロイド)・肝癌誘発・家畜では死亡事例有り)。ペット有毒

 

ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科 イチリンソウ属   

花期は3月-5月。白。花弁は5枚。花弁の形は楕円形。花茎の途中の葉付の所で二股に分岐、それぞれ二本の茎の頭頂に花を一つずつ、あわせて二輪の花を付ける。同科・同属の一輪草(毒草)と見た目が良く似ているが、花の数で区別できる。ニリンソウは弱毒で、地上部は茹でて熱を通し、ゆで汁を茹でこぼすと食用に出来る。お浸し・和え物・汁の実など。ニリンソウの若株は猛毒のトリカブトとそっくりの姿をしている。おまけに二つは一緒に生えている事が多く、誤食による中毒が時々発生する。花が咲いていない時期に食用としての採取は厳禁である。 花言葉・友情・協力・ずっと離れない。

 

ニワウメ(庭ウメ)(林生梅(りんしょうばい))(小梅)(赤花ユスラウメ) バラ科 ニワウメ属(サクラ属)

花3月-4月。 淡桃色。一重咲。花弁5枚。花の姿は梅に似るが、梅よりもずっと小振り。花柄(かへい)の先に花をつける。(ユスラウメは花柄が無く、直接枝に花が付いている)。葉より先に花が咲くか、或いは葉と花が同時になる。果実6-7月。実は可食。落葉広葉樹低木。株立ちする(株の根元から幾つも幹が出て来る)。庭梅の葉の葉脈は余り主張せず、葉は平板でつるっとしている。根と種子が薬用(イクリニン・イクリコン・利尿・通便・腹水や浮腫・歯の治療に用いる) 花言葉・願望・喜び・秘密の恋。

 

ニワザクラ(庭桜)(ハネズ)  バラ科 サクラ属

花3月-4月。白・淡紅色。八重咲。花弁の数は5-50枚ほど。葉より先に花が咲くか、或いは葉と開花が同時になる。花の直径は1.5-2.5㎝。ニワウメよりも花が大きい。落葉広葉樹低木。細かな幹が株立ちする。葉の裏の葉脈には毛がある。 花言葉・高尚・秘密の恋・うつろいやすい愛。

 

ニワトコ(接骨木(せっこつぼく))(庭常)(ヤマタズ(山多豆(やまたず))(造木(みやつこぎ))

 ガマズミ科(スイカズラ科) ニワトコ属  

花3月-5月。淡黄白色。粟(あわ)の様な小さい花をこんもりと枝先に沢山つける。落葉広葉樹低木(2~6m)。果実6月-7月。実は赤。南天の実の様に一杯つける。若芽は食用可。 生薬(茎・葉・花を生薬として利用)(打撲傷・利尿剤) 食用可(但し、食べ過ぎ厳禁。下痢をする)。 花言葉・天真爛漫・心を癒す・思いやり。

 

バイモ(貝母)(編笠百合) ユリ科 バイモ属   

花3月-4月。 淡黄緑色の花。卵型で先が尖っている様な形の花弁が6枚・一輪の大きさ3~4cm。花の内側に赤紫色の網目模様がある。草丈30~80cm。葉はユリの葉の様に細くて長い。茎の先端の方の葉は糸のように細くなり、葉の先が巻いている。 漢方薬(咳止・止血・解熱))。 花言葉・謙虚な心。

 

ハクモクレン(白木蓮)  モクレン科 モクレン

花2月-4月。 白。広葉落葉樹高木。花後に芽吹き始める。果実8月‐10月。ハクモクレンの色違いでシモクレン(紫木蓮)がある。 花言葉・崇高・気高さ・慈悲・自然への愛。   

(※ ブログ№197茶花総覧(2)春(あ行~さ行)のシモクレンを参照)

 

ハシバミ (榛) ガバノキ科  ハシバミ属

花3月-4月。 雄花は黄褐色。 黄褐色の尾状花序(びじょうかじょ)が枝先の(ほう)から垂れ下がる。長は3-7cmくらい。丁度黄褐色の短い与紐(くみひも)を垂らした様にみえる。雌花は別の枝先に上向きにつく。雌花は芽鱗(がりん)に包まれていて、咲くと芽鱗の天辺から赤い柱頭を出す。 落葉広葉樹低木1-5m。株立ち。ロシア沿海州から東アジア北東部全域。 花言葉・仲直り・調和。

※ 尾状花序とは、小さな円筒状の花が密集してひも状になって繋がっており、垂れ下がっている。個々の花に花弁は無く、垂れ下がった様子は尻尾の様に見える。

※ 苞とは、芽や蕾を包み、保護している葉のこと。大抵は小さい葉だが、水芭蕉のように大きな苞もある。

※ 芽鱗とは、花芽や芽を保護する鱗状の組織。

 

ハシリドコロ(オメキグサ)(サワナス)(走野老)  ナス科 ハシリドコロ

花4月-5月。暗い紫紅色。 花の形は釣り鐘状。下を向いて咲く。多年草。芽吹きの状態がフキノトウに似ている。全有毒(特に根茎と根)(アルカロイド(ヒヨスチアミン・スコポラミン・アトロビン)・嘔吐・下痢・血便・瞳孔散大・目眩・異常興奮・痙攣・昏睡・重篤の場合致死)。異常興奮などで走り回って苦しみ、多量摂取すると呼吸困難で死亡する。フキノトウなどの山菜と誤食の例がしばしば。 劇薬(鎮痛薬)。ペット有毒。 花言葉・沈黙・殺してしまいたいほど愛している。

 

ハナイカダ(花筏)(嫁の涙)(ママコナ) ハナイカダ科 ハナイカダ

花4月-6月。淡黄緑色。花は葉の真ん中に咲く。丁度葉の上に花がちょこんと乗っている感じ。それを筏に乗っている花と見立てて、花筏と名付けられた。落葉広葉低木。果実9月-11月。葉は料理に使える。天ぷら・お浸し・酢味噌・あえ物など。

 

ハナカイドウ(花海棠) バラ科(ナシ科) リンゴ属

花4月-5月。 淡紅色。一重咲。落葉広葉樹小高木。中国原産。玄宗皇帝が楊貴妃を花海棠に譬えたので、花海棠は美人の代名詞になっている。 花言葉・美人の眠り・艶麗(えんれい)・温和。

 

ハナズオウ(花蘇芳)(蘇芳)  マメ科  ハナズオウ

花4月開花。紅紫色・白。 葉が展開するより前に花が咲く。花は枝に直につく。葉はハート形。9月にはサヤになり、種(豆)ができる。 花言葉・裏切り・不信・高貴・喜び・目覚め・豊かな生涯。西洋では聖書の影響で悪い印象の花言葉が多いが、日本や中国では春を喜ぶ縁起の良い花とされている。

 

ハナミズキ (花水木)  ミズキ科  サンシュユ

花4月—5月。  花は黄緑。4枚の苞(ほう)が大きくて花弁に見える。白・赤・ピンク。(苞→葉が変化したもの) 花は苞の中心にある丸いボッチ(花の集合体)。 芽吹きと同時に開花。ヤマボウシより時期的に早く咲く。果期9-10月。落葉広葉樹小高木。原産地・北アメリカ。葉有毒(葉の表面の毛に刺激性物質があり、皮膚炎を起こす)。ペット有毒(ヒベリシン・プロトアネモニン・流涎・嘔吐・下痢・食欲不振・元気喪失・痙攣・昏睡)。 花言葉・返礼・永続性・想いを受け取って下さい・華やかな恋。

 

ハナニラ(花韮)(ベツレヘムの星) ネギ科(ユリ科) ハナニラ属(イフェイオン属)

花3月-4月。白・ピンク・黄・青。花大きさ約3㎝。花弁6枚。花茎の先端に一つの花をつける。球根草花。多年草。草丈15‐25㎝。原産地・中央・南アメリカペット有毒(下痢)。 花言葉・悲しい別れ・耐える愛・卑劣・恨み。

 

ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科 チャラン属 

花4月-5月。白。花の様に見えるのは雄蕊。穂状花序。 花序の長さは1-2㎝。 花茎の先が白いブラシの様に見える。草丈10‐50㎝。森林の中の湿った場所を好む。鹿児島県の絶滅危惧Ⅱ類和歌山県絶滅危惧種。 花言葉・隠された美・静謐(せいひつ)・愛にこたえて。

 

ヒヤシンス(風信子)(飛信子) キジカクシ科(クサスギカズラ科) ヒヤシンス属

花3月-4月。 赤・ピンク・白・黄・青・紫。球根。多年草。草丈約20㎝。原産地・ギリシア・シリア・小アジア。強い芳香有り。通常球根1球に付き花茎が1本真っ直ぐ立ち上がる。園芸品種ではそれより多いものも有る。有毒(リコリン・シュウ酸カルシウム・嘔吐・下痢・皮膚炎)。 ペット有毒(リコリン・シュウ酸カルシウム・下痢・嘔吐・炎症・発汗・流涎・沈鬱・手足の痺れ・呼吸困難・腎不全・昏睡・重篤の場合致死)。   言葉・スポーツ・ゲーム・哀しみを超えた愛。

 

ヒュウガミズキ(日向水木) マンサク科 トサミズキ属

花3月-4月 黄色。落葉低木 葉に先立って花が咲く。一つの花穂に花を1~3個つけて、下垂する。穂状花序 土佐水木より花穂が短い。木も土佐水木より小振り。花言葉・思いやり。

 

ヒョウタンボク(瓢箪木)(キンギンボク)(嫁殺し) スイカズラ科 スイカズラ

花4月-6月。花は白後黄色。花は2個ずつ付く。花冠は1.5㎝。落葉広葉低木。樹高1-2m。果実7~8月。赤い実が2個くっ付いて成る。その様子が瓢箪に見える。 絶滅危惧種ⅠB類全有毒(リナロール・ジャスモン・タンニン・ルテオリン・イノシトール。嘔吐・下痢・麻痺・痙攣・昏睡)。 漢方薬(薬名・忍冬(にんとう))(利尿・抗炎症・抗菌作用・解熱・血痢・化膿性疾患・神経痛・リューマチ)。 花言葉・忍耐・饗宴・実り。

 

フサザクラ(房桜)(タニグワ)(ワサクワ)(クワモドキ)(タニハリ) フサザクラ科  フサザクラ属

花3月-4月。 赤。但し、赤く見えるのは花弁では無く、雄蕊の葯(やく)である。雄蕊が房状になり、花弁は無い。しかし、遠目には木全体が赤く見える。雌蕊は雄蕊の下に隠れている。落葉広葉樹高木。葉の形はシソの葉に似る。株立ち。本州・四国・九州に分布。渓流の傍によく生育する。 

 

フジ(藤) マメ科 マメ属

花4月-6月。紫・ピンク・白。房になって咲く。総状花序。落葉つる植物。果実・10月-12月。原産地日本。木に右巻きに巻き付いて上り(山藤は左巻き)、天辺に行って覆い被さる様に広がる。巻き付かれた木は締め付けられて時には枯れる。「絞め殺しの木」とも言われる。花有毒(レクチン・吐き気・めまい・下痢)。 葉・樹皮・豆・ペット有害(ウェスタリン・シチシン・嘔吐・下痢・重篤の場合致死)花言葉・歓迎・恋に酔う・忠実な・優しさ・決して離れない。

 

フタリシズカ(二人静)  センリョウ科  チャラン属

花4月-6月。白。穂状花序。二本の花茎が同じ所から分岐して並び立ち、米粒の様な白い花をシソの実の様に縦に並んでつけている。時には3本~5本花穂が立つ事がある。林の中の半日陰で、川沿いの湿地を好む。果実6月-8月。 花言葉・いつまでも一緒に。

 

フリージア アヤメ科 フリージア

花3月-5月。黄・赤・ピンク・オレンジ・紫・白・複色。球根多年草。草丈20-50㎝。葉は細くて薄くやや硬い帯状・先端は尖る。ペット有毒(イリシジン・皮膚炎・胃腸炎・嘔吐・下痢)。季語・晩春。 色別花言葉・白はあどけなさ・黄は無邪気・赤は純潔・紫は憧れ。

 

フリティラリア(ヨウラクユリ)(編笠百合)  ユリ科  バイモ属  

花3月-6月。 白・赤・オレンジ・黄・緑・紫・茶・黒・複色。球根多年草。草丈10-100㎝。花茎の先端に2-3輪の花が下を向いてつく。花弁は6枚で釣鐘状である。花の色はいろいろあるが、茶花として利用されるのは白っぽい薄黄色の花が多い。外側に緑色の条、内側に紫色の斑点がはいっている。葉は柳の葉や竹の葉の様に細長く、先が尖(とが)っている。全有毒(特に球根)(アルカロイド(フリチリン・フリチラリン・ベルチオリン)・嘔吐・下痢・血圧の低下・筋肉の痙攣・呼吸困難・心不全重篤の場合は致死) 花言葉・謙虚な心。

※ ブログ№197茶花総覧(2)春(あ行~さ行)でアミガサユリの名は既出。但しそちらは名前のみで、内容はこちらのフリティラリアに記載。

 

ブルーデージー  キク科  ルリヒナギク属(フェリシア属)

花3月-5月。10月‐12月。 青・白・ピンク。花はミヤコワスレに似ている。長い花茎をのばし、その先に一つの花をつける。葉は、菊の様な切れ込みが無く、丸葉で厚みがある。斑入りの葉も有り。葉の大きさは花の直径と同等かそれより小さい。多年草一年草。草丈20-50㎝。 ペット有毒(セスキテルペンラクトン・ビレトリン)花言葉・純粋・幸運・恵まれている・可愛いあなた・無邪気。

※ ビレトリンは神経毒で昆虫類や両生類・爬虫類に効果がある。植物の自己防衛の為の成分である。これを利用して防虫剤が作られている。また、スキルテルペンラクトンはかなりの植物群が保有している。これ等の植物を大量に摂取しなければ人間にとっては無害であるが、ペットにとっては少量でも有害になってしまう。

 

ベコニア シュウカイドウ科  シュウカイドウ属。

花3月-11月。 ピンク・オレンジ・赤。花期が長い。球根ベコニア、木立性ベコニアなどがある。公園などでもよく見かけ、家庭でも寄せ植えの鉢植えやプランターなどで栽培されている。草丈20-30㎝。 ペット有毒(シュウ酸カルシウム・嘔吐・口内炎・嚥下障害・流涎)。  花言葉・幸福な日々・愛の告白・片思い。

 

ペチュニア(ツクバネアサガオ) ナス科 ツクバネアサガオ属(ペチュニア属)

花3月-11月。赤・・青・ピンク 白・黄・複色。花の形は朝顔形。一年草多年草。草丈10-30㎝。原産地・南アメリカ亜熱帯。ペット有毒(特に猫)(アルカロイド(ヒオスチアミン・スコポラミン・アトロピン・精神錯乱・麻痺・昏睡・失明)。 花言葉・心の安らぎ。

 

ホウチャクソウ(宝鐸草)  イヌサフラン科  チゴユリ

花4月—5月。白から緑のグラデーション。花の形は筒型 (寺院の軒の四隅に下げている大型の鈴・宝鐸(ほうたく)の形になぞらえたもの)。花弁6枚に見えるが、実は花弁3枚と咢片3枚。6枚の弁は合着していない。花の長さ2-3㎝。茎の先端の葉の間から1~4輪の花を下げる。葉は平たくて基部に近い方が幅が広く、先端に行くほど尖っている。花茎(かけい)は分岐する。草丈30-60㎝。林間の湿った日陰を好む。若葉は食用可。但し悪臭がする(食べられたものではないそうです)。薬用・根と地下茎は薬用で結核・骨折に効能あり。 花言葉・あなたを離さない。嫉妬・思いにふける。追憶・よきライバル。

 

ボケ

ボケ① ボケ(木瓜) バラ科 ボケ属

花2月-4月。白・淡紅・白と紅の斑・紅。落葉低木。中国原産。棘有り。果実7~8月。生薬(補血・強壮・疲労回復・咳止め・食あたり・こむら返り・暑気あたり)。食用(果実酒・ジャム)。 花言葉・先駆者・妖精の輝き

 

ボケ② クサボケ(草木瓜)。バラ科 ボケ属。

花3月-5月。色は朱・黄・白。落低木。有棘。果実10~12月。ボケより小振り。日本原産。漢方薬(滋養強壮・利尿作用・鎮静作用)。 食用(果実酒)。 花言葉・平凡・早熟・一目ぼれ

 

ボケ③ カンボケ → カンボケ参照。

※ ブログ№196の茶花総覧(1)「晩冬・早春」の内、カンボケの条で既出

 

ホザキマンサク(穂咲万作)(白花万作)(フォッサギラ・マヨール)(フォッサギラ・モンティコラ)  マンサク科 シンノキモドキ属

花4月-5月。 白。枝の先にブラシの様な花を着ける。株立ち。落葉広葉樹低木。原産地・北米。紅葉が綺麗。 花言葉・不思議な力

 

ボタン(牡丹) ボタン参照 

※ ブログ№196茶花総覧(1)「晩冬~早春」の項の内「ボタン」の条で既出。

 

ミツマタ(三椏)(三枝)(三又)  ジンチョウゲ科  ミツマタ

花3月-4月。 黄・赤。 葉が出るより先に花が咲く。無弁花(花弁が無い)・その代り筒型の咢が花の代わりをしている。咢の内側の色は黄色又は赤。咢の外側は白い柔毛におおわれている。咢片の縁が四裂し花弁の様に見える。一つの花の大きさは12-15㎜。そういう小さな花がざっと20‐50輪くらい集まって、球のようになって枝先から下向きに咲く。枝は必ず三つに枝分かれする。落葉広葉樹。和紙やお札の原料。全有毒(クマリン配糖体・口内炎・胃炎・麻痺・かぶれ・腹痛・硬直・血便・下痢)。民間薬(水虫・タムシ)。花言葉・強靭・肉親の絆。

 

ミヤコワスレ(都忘れ)(深山嫁菜)(野春菊)(東菊)  キク科 ミヤマヨメナ

花4月-6月。 青紫・白・桃色。草丈20~30cm。多年草。都忘れはミヤマヨメナの園芸品種。昔、1221年に承久の乱と言う戦が有った。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも描かれた朝廷(後鳥羽上皇)と幕府(執権北条義時)との武力衝突である。結果、朝廷が破れ後鳥羽院隠岐へ流され、順徳天皇佐渡へ流された。順徳天皇佐渡に流された時、目にした紫色の野の花に都を思い重ねて、もうこの花が有れば都を忘れる事が出来ると言った事から、その野の花を「都忘れ」と言うようになった、とのエピソードが有る。が、ミヤコワスレと言う園芸品種が作出されたのは江戸時代。順徳天皇が眺めた紫色の野の花は、ミヤマヨメナと思われる。→ミヤマヨメナを参照。ミヤコワスレ花言葉は別れ・しばしの憩い。

 

ミヤマヨメナ(深山嫁菜)(ノシュンギク)  キク科 シオン属

花5月―6月。 舌状花は薄紫。管状花(かんじょうか)は黄色。花全体で言えば、真ん中の丸い黄色い部分が管状花の集合体で、それを一周して取り囲む薄紫色の花びらが舌状花の集合体。頭状花序。花茎は何本か纏まって立ち上がり先端に花をつける。草丈20-50㎝。葉は細い楕円形で縁は鋸歯、先端は尖る。根本の葉はロゼット状。ミヤマヨメナミヤコワスレの原種。山地の明るい木陰の下を好む。本州から九州に分布。

※ 舌状花とは。合弁花の花冠が舌のように細長くなって突き出したもので、その基部に雄蕊と雌蕊が包まれている。

※ 管状花とは、筒状花(とうじょうか)とも言い、小さいラッパ形の筒型で、花の縁に五つの切れ込みがあり、中に雌蕊と雄蕊が入っている。

※ 頭状花序とは、花茎の先端に多数の花が集まって咲くので、まるで一つの花のように見えるタイプの並び方を言う。

 

ムサシアブミ(武蔵鐙)(由跋(ゆはつ)) サトイモ科 テンナンショウ属  

花4月-5月。仏炎苞(花と見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)と言って、花を守るカバーの葉)の外側が緑、内側が黒紫と白緑の縦縞模様。果実秋(未熟の実はトウモロコシに似た色をしていて、誤食し易い。完熟の実は真っ赤。中毒例多々有り)。岡山県絶滅危惧種。茨木県では危急種全有毒(シュウ酸カルシウム・唇・口内の痺れ・腫れ・腎機能障害)。薬草(腫物・肩こり・リウマチ)

 

ムスカリ (ブドウヒヤシンス)  キジカクシ科(クサスギカズラ科) ムスカリ

花3月-5月。 青・紫・白・黄・ピンク。 花一つは小壺の形で小豆くらいの大きさ。総状花序。花茎の途中から総状花序になり、花茎に密に付いて先端まで咲く。花の付方はヒヤシンスに似ている。球根多年草。草丈10-30㎝。原産地・地中海沿岸・南西アジア。ペット有毒(成分不明・流涎・腹痛・下痢)。 花言葉・(西洋)絶望・失望・失意・悲嘆・憂鬱。←→ (東洋)寛大な心・明るい未来・夢にかける思い・以心伝心。

 

ムラサキケマン  ケシ科 キケマン属 

花4月-6月。 赤紫・白。 花は面白い形をしている。バナナの皮を先っぽから二つに剥いて上下に分け、中に雄蕊と雌蕊を入れた様な形である。。花冠は上下二つに分かれた唇弁になっていて、筒状の(きょ)がついている。花の長さはおよそ2㎝弱。花柄は距の付け根から出ている(バナナの胴の真ん中から出ている感じ)。花は茎の上部に総状花序で密生する。葉は人参の葉に似ており、葉脈に沿って深く裂けている。人参の葉より少し丸みがあり幅が広い。茎は直立。種はさやの中に包まれ、熟すとサヤがはじけて中の種を飛ばす。ホウセンカのような仕組みになっている。種は、蟻を誘因する物質(エライオソーム)を持っており、地面に落ちた種をさらに遠くへ蟻に運んでもらう仕組みになっている。木陰のやや湿った所を好む。草丈30-50㎝。日本全国に分布。全有毒(プロトピン・嘔吐・呼吸困難・心臓麻痺)。 花言葉・喜び・あなたの助けになる。

※ 距とは、花が虫を誘う器官で、蜜が入っている壺の事である。スミレの花の後ろに天狗の鼻の様に少し突き出した筒があるが、それが距である。

 

モモ(桃)  バラ科  スモモ属

花3月-4月。 薄桃色・紅色。花弁は5枚、或いはそれより多い。葉は柳の葉のようである。長楕円形。落葉中木。原産地・中国。未成熟な果実と種にはアミグダリン(青酸配糖体)が含まれる。花言葉・チャーミング・気立ての良さ・天下無敵・私はあなたの虜。

 

ヤシャブシ(夜叉五倍子)  カバノキ科  ハンノキ属

花3月ー4月。雄花は黄緑色の4-6㎝の長さの尾状で垂れ下がり、雌花は小さなラグビーボールのような形をして雄花より下の葉の腋(わき)から出て、上向きに突起。雌花の色は赤茶色。雌雄同株で雌雄異花。葉が出る前に花が咲く。実は褐色で小さい松ぼっくりに似ている。日本固有種 小高木  黒色の染料になる。

 

ヤブサンザシ(藪山査子)  スグリ科(ユキノシタ科) スグリ

花4月—5月。 薄黄緑色。花の大きさは径7㎜。花弁に見えるのは咢・花弁は退化して、よく観察しないと見過ごすほど小さい。花は葉脇からまとまって多数出る。雄花の咢片は雌花の咢片より幅が広く丸味を帯びている。雌花は咢片が痩せていて雄蕊が退化、雌雄異花。果実は液果で赤い。葉は掌状で三裂。秋になると黄葉し、色付き始めた液果が枝にびっしり付く。葉の縦と横は共に3-6㎝。原産地・日本・東アジア。

 

ヤマアイ(山藍)  トウダイグサ科 ヤマアイ属

花3月-6月。 緑白色。咢片花弁共に3枚。開花すると花弁より長い蕊(しべ)が現れ、目立つ。茎は葉脇から分岐。総状花序。葉は黒味を帯びた濃い緑で長さは10㎝前後。葉の形はサクラの葉に似ているが、サクラの葉よりやや細長い。葉は対生(たいせい)(左右向き合って付くこと)。多年草。草丈30-40㎝。有毒(サポニン・嘔吐・下痢・腹痛・血便)。染料(藍色)

 

ヤマザクラ(山桜)  →   ヤマザクラ参照 

ブログ№197茶花総覧(2)春(あ行~さ行)サクラ基本樹⑩ヤマザクラ(山桜)で既出。

 

ヤマトウチワ(大和団扇) → イワカガミ参照 

※ ブログ№197茶花総覧(2)春(あ行~さ行)イワカガミ(岩鏡))で既出。

 

ヤマフジ(藤) マメ科 マメ属 

花4月—5月。藤色。花房は10~20㎝。季語春。日本固有種。落葉広葉樹蔓性。木に巻き付く。蔓(つる)左巻き。果実10~12月。ペット有毒(葉と樹皮にウェスタリン・豆にシチシンを含む。嘔吐・下痢。重篤の場合致死)。なお、フジ(藤)の蔓は右巻きで、花房20cm~100cm。 花言葉・優しさ・歓迎。

 

ヤマハンノキ(山榛の木)   カバノキ科  ハンノキ属

 花4月。 雄花は紫褐色・雌花も紫褐色。 雄花は尾状花序で葉の腋から7㎝ほど垂れ下がり、雌花は小さな松ぽっくりの様な形をしていて、雄花のすぐ下の小枝に上向き数個付く。雄花・雌花共に葉が芽吹くより先に咲く。葉の形は卵形で緩やかで不規則な鋸歯がある。葉脈がはっきりしている。ヤマハンノキは、毛深いケヤマハンノキ・マルバハンノキ・ウラジロヤマハンノキの総称でもあるが、単にヤマハンノキと言う時は、マルバハンノキを指す。ハンノキの近縁種。ヤマハンノキはハンノキよりも葉や果穂が小振りである。葉の大きさは8-15cm。ミドリシジミ蝶の食草。ミドリシジミは葉を巻いて巣を作る(落としぶみ)。極東アジア・北海道~九州に分布。 有用材(土壌改良)。

 

ヤマブキ(山吹) バラ科 ヤマブキ属

花4月-5月。黄色。一重咲・八重咲。一重咲には実がつく。八重咲は実がならない。落葉広葉樹低木。北海道南部から九州・朝鮮半島・中国に分布。やや湿り気味の山の傾斜地・渓谷・明るい林の中などに群生。枝は傾斜地の谷側に伸びて湾曲して枝垂(しだ)れる。若い木の枝は緑色で一見草のようだが、成長するにつれ木質化し、褐色になり枯れる。果実9月-10月。漢方薬(利尿剤・鎮咳・関節炎・むくみ・止血)。 花言葉・気品。春の季語  

 

ユキヤナギ バラ科  シモツケ

花3月-5月。白・薄紅。落葉広葉樹低木。庭や公園などで大いに植栽されているが、日本での自生地は限られていて、石川県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。原産地・中国。 花言葉・静かな思い・愛らしさ・気まま。

 

ユスラウメ(山桜桃梅) バラ科 サクラ属

花3月-4月。白・淡紅色。花弁5枚。花柄が無く、咢が直接枝に着いて咲く(庭梅には花柄がある)。落葉広葉樹低木。果実梅雨の頃。実は庭梅より大きい。食用可。ユスラウメの若葉には産毛の様な怪我生えているが、庭梅の葉には毛が無い。原産地・中国・朝鮮半島。 種子と実が薬用(イクリニン・サンオウトウ・利尿・通便)。 花言葉・郷愁・ノスタルジー・輝き

 

ユズリハ(楪)(交譲木)(譲葉)  ユズリハ科(トウダイグサ科)  ユズリハ

花4月—6月。 雄蕊赤。花弁無し。 総状花序。常緑広葉樹中高木。落葉するが、若葉が出てから古い葉が落ちる。葉の長さは8‐20㎝。分布は中国・朝鮮半島・日本東北地方南部から沖縄まで。 薬(ダフマクロミンA・マクロポダミン・ダフマクロミンI・駆虫・去痰・利尿・出来物・喘息)。 ペット有毒(ダフニフィリン・ダフニマクリン・ユズリミン・ダフェニリン・食欲不振・黄疸・重篤の場合は致死)。ユズリハは親から子への世代交代が円滑に行われる事を愛(め)でて、正月の飾り物にするが、猫や犬が葉を食べては大変危険。北海道の牧場で牛がユズリハの葉を食べて中毒を起こし、中には死亡した牛も居る。 花言葉・世代交代・譲渡・若返り

 

ユーフォルビア トウダイグサ科 トウダイグサ属(ユーフォルビア属)

花4月-1月。 白・赤・オレンジ・緑。但し花と見えているのは花弁では無く、実は苞(ほう)。草花タイプのユーフォルビアは、花が細かく一面に広がっている様に見えるが、それは苞で、花のあしらいなどに用いられる。草丈2-3m。草の性質は乾燥に強く、一年草から宿根草・樹木・サボテンの様な多肉植物など多様である。見た目もそれぞれかなり違う。どのユーフォルビアも乳白色の樹液を出す。有毒(液汁は皮膚がかぶれたり、目に入れば目にダメージを与える。どの種であっても有毒。特に多肉質のポイゾニーと言う品種は毒性が強く、矢毒に用いられていた。) ペット有毒。取り扱いは要手袋。 花言葉・明るく照らして・控えめ。

 

ラナンキュラス キンポウゲ科 キンポウゲ属(ラナンキュロス属)

花3月-5月。オレンジ・赤・黄・ピンク・白・紫・緑・複色。草丈30~50cm。多年草。球根。原産地・ヨーロッパ南東部・中近東。全有毒(ラヌンクリン・プロトアネモニン。皮膚炎・下痢・腹痛・嘔吐・めまい・急性肝炎)。ペット有毒(特に猫)(サポニン・プロトアネモニン・唾液過多・嘔吐・不整脈・痙攣・皮膚炎・胃腸炎・心臓麻痺・重篤の場合は致死)。開花の時期は特に毒性が強くなる。 花言葉・とても魅力的・華やかな魅力・光輝・あなたの魅力に目を奪われる。

  

リナリア(姫金魚草) ゴマノハグサ科 ウンラン属

一年草の場合・花3月-7月。赤・オレンジ・桃・黄・白・紫・褐色。草丈30~60cm。宿根草の場合・花5月-10月。桃・薄紫・白。草丈50~70cm。金魚草の花を小さくしたような花で、茎が細く、葉も細長い。風に揺れる様子は優し気でたおやか。花言葉・この恋に気がついて・乱れる乙女心・幻想。

 

ルピナス(昇り藤)  マメ科 ハウチワマメ属(ルピナス属) 

花4月-6月。 ピンク・赤・オレンジ・黄・紫・白・複色。 一年草・二年草・多年草。草丈20-150㎝。総状花序。大豆アレルギーを回避する為の代替食品として活用されているが、ルピナスの豆にはアルカロイドが含まれており、そのままでは食べられない。アルカロイドを抜く下処理が必要である。ペット有毒(ルピニン・嘔吐・下痢・呼吸困難・心臓麻痺・重篤の場合は致死)。 花言葉・貪欲・想像力・あなたは私の安らぎ。

 

レンギョウ(連翹) モクセイ科 レンギョウ

花3月-4月。芽吹きに先だって花が咲く。黄色。落広低木。中国原産。日本原産のレンギョウもある。中国原産のレンギョウは栽培が盛んで、公園などでよく植栽されているが、日本原産のヤマトレンギョウとショウドシマレンギョウの野生の二種は、環境省レッドリスト絶滅危惧種に指定されている。日本野生種の花の時期は4月-5月頃である。漢方薬(トリテルピン・モノテルペナグ・リコシド・リグナン。抗菌作用。解熱剤・消炎剤・利尿剤・排膿剤・鎮痛剤)。連翹忌は高村光太郎の命日4月2日。花言葉・希望・かなえられた希望・豊かな希望・期待・集中力・情け深い・戸惑い。

 

ロベリア(ルリチョウソウ)  キキョウ科  ミゾカクシ属

花3月-11月。 青・紫・ピンク・赤・白・複色。花弁は5枚。小さい花弁が兎の耳の様に立って2枚、大きい花弁が左右と下に3枚。一つの花の大きさが1㎝くらいで、地面を覆うように一面に咲く。星を散らしたようである。多年草一年草。草丈15-30㎝。茎を横に伸ばして広がっていく。全強毒(アルカロイド(ロベリン(延髄を刺激する))・嘔吐・頭痛・腹痛・下痢・目眩・血圧降下・呼吸困難・痙攣・意識障害・心臓麻痺・重篤の場合は致死)。 ペット有毒花言葉・いつも愛らしい・謙遜・貞淑・悪意。

 

ワサビ(山葵)  アブラナ科  ワサビ属

花3月-5月。 白。 花弁4枚。花の大きさ3㎜。総状花序。葉は丸に近いハート形で根茎の頭から何本も生えて来る。多年生・日本原産。山地の清らかな渓流や湿地に生育。根茎と葉は食用になる。ワサビの辛み成分の一つアリルイソチオシアネートは他の植物の成長を阻害する。 薬味・香辛料。抗菌作用有り。 花言葉・目覚め・うれし涙・実用。

 

ワスレナグサ(勿忘草)  ムラサキ科  ワスレナグサ

花3月-5月。 薄青・青・ピンク・白。花はとても小さい。草丈20cm~50cm。宿根多年生。ヨーロッパ原産。弱毒(ピロリジジン・大量摂取すると体重減少・健康状態の悪化・肝臓病)。花言葉・私を忘れないで・真実の愛 。 

 

 

この記事を書くに当たり、下記の様な本やネット情報を参考に致しました。(順不同)

ウィキペディア

みんなの趣味の園芸  育て方が分かる植物図鑑

厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル:高等植物:

国立科学博物館 ホウチャクソウ

岐阜医療科学大学 薬学部/薬学科

医薬品情報21

レファレンス協同データベース わさびが根から放出するアリルイソチオシアネートがどのよう・・・

2021年11月8日 令和3年度第2回医薬品の成分本質に関するワーキング議事概要。

東京都健康安全研究センター

公益法人日本薬学会・生薬の花

熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

學校法人 東邦大学薬学部付属薬用植物園

教員からのメッセージ|福島県立医科大学 保健科学部

環境省農林水産省 生態系被害防止外来種リスト

国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 九州支所

公益法人 日本薬学会 ナズナ・生薬の花

琉球大学|亜熱帯生物資源データベース-産学官連携Webサイト

井上動物病院 ペットに危険な植物・毒草図鑑(犬に危険な植物・猫に危険な植物)

環境省 ペットが出会う危険な植物

小さな家族のために知っておきたい植物の毒性/花卉薬草

[獣医師監修]春の散歩で注意したい10種類の花・植物

アイネコ 有毒植物ロベリア・煙草のような興奮作用と呼吸障害を引き起こす毒草

松花堂庭園 つばきマップ 松花堂庭園のツバキの種類一覧

石川県 樹木公園 つばき図鑑

北海道立総合研究機構 林産試験場

草木図譜

GKZ 植物事典

庭木図鑑 植木ペディア

山川草木図譜NEKO-NET.COM

松江の花図鑑 ムラサキケマン(紫華鬘)

花と緑の図鑑

ガーデニングの図鑑

趣味の花図鑑

結晶美術館-山藍の謎

茶道会館 茶花

白岩先生の植物教室 四季に生きる草木と昆虫 専門的な言葉の解説

木のぬくもり・森のぬくもり 樹木図鑑

杜の木漏れ日 君の名は~ミヤマヨメナミヤコワスレ

四季の山野草

木のメモ帳 続・樹の散歩道 バイモの蜜を貯める部位はなんと呼ばれているのか

LOVEGREEN

コトバンク

ジャパンナレッジ

原色植物百科図鑑 集英館

このほかにも書き切れないほどの沢山の情報を利用させて頂きました。

まことにありがとうございます。